ABOUT乳歯幹細胞培養上清液とは

身体の中には、皮膚や血液のようにひとつひとつの細胞の寿命が短く、絶えず入れ替わり続ける組織を保つ為に、失われた細胞を再び生み出して補充する能力を持った細胞があります。 こうした能力を持つ細胞が「幹細胞」です。

「幹細胞」と呼ばれるには、次の2つの能力が不可欠です。
①分化能…皮膚、赤 血球、血小板など、私達の身体を作る様々な細胞を作り出す能力。
②自己複製能…自分と全く同じ能力を持った細胞に分裂することができる、という能力。

私たち人間の体は約37兆個の細胞で構成されています。細胞は日々の入れ替えやケガ、病気、老化などで損なわれて いきますが、損なわれた細胞を修復するのが幹細胞と言われる特殊な細胞です。幹細胞は自らが様々な細胞(赤血球や皮膚)に分化 (変身)し、自ら再生する大きなパワーを持つ細胞です。私たちは、生まれながらに幹細胞を60億個持っていますが、年齢と共に幹細胞は減少していきます。(20歳では10億個と言われています)年齢を重ねると傷の修復が遅くなるのは、まさに幹細胞が減少した為と言えるのです。
幹細胞には、以下の3つの種類があります。

再生医療では「幹細胞移植治療」として自分自身の幹細胞を体内から取り出し、培養・増殖させ体内に戻すことで損傷した部位を修復・再生、自己免疫疾患を起こりにくくしています。このように、素晴らしい効果がある「幹細胞を使った再生医療」ですが、設備面等で非常に厳しい規制もあり、高レベルな設備やそれを維持する為にもコストもかかります。
その為、治療費はかなり高額であることが現状です。また、自身の体内から採取した幹細胞を培養させる時間も必要となります。

ヒト乳歯幹細胞培養上清液とは、ヒト幹細胞を培養する過程で生じる「上澄み液」だけを抽出したもので、最終的には幹細胞を除去しています。生理活性物質（再生因子＝タンパク質）を多数含んでおり、幹細胞自体と同様の再生力を期待できます。
中でも約2,000種類の再生因子が含まれているヒト乳歯幹細胞由来のヒト乳歯幹細胞培養上清液です。